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07 KUMI.W / YUSUKE.U

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ボリビアの日本人移住区へ

サンタクルス/ボリビア
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サンタクルス県には、日本とボリビアの移住協定により、1950年代から
日本からの移住者を受け入れてできた移住区
があります。終戦直後の貧しかった日本から、船で50日+鉄道で10日かけ、たくさんの日本人が「希望の新天地」としてボリビアへ移住しました。

主に九州地方から1700名入植して作られた「サンフアン移住区」、当時アメリカ統治下であった沖縄県から3400名が入植して作られた「オキナワ移住区」の二つがあります。

現在では、移民二世・三世の方を中心に、日本人のみならずボリビア人も多く住んでいるそうです。

*南米への移住というと、規模の大きいブラジルを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、1908年に始まったブラジル移住に対し、ボリビアへの移住が始まったのは1950年代。
今でも一世の方が生活されており、当時の様子を直接知ることができます。


サンタクルスの市街地から車で約2時間、サンフアン移住区へ行ってきました。
サンフアン移住区
サンフアン移住区の入口

私たちがサンタクルスでお世話になっていた森山さんは、サンフアン移住区の方とも親交がありました。
*森山さん宅での生活の様子はこちらのブログへ>>


10代のころ家族で入植され、今もサンフアンに住む伊藤さんご夫妻から、お茶をいただきながら貴重なお話を伺いました。

耕された畑があり、家や学校もあってすぐに生活を始められると聞いてやってきた土地は、未開の地でジャングルそのもの。
ナタ1本で木を切り倒し、畑を作り、家を作るところから始まったそうです。

みなで協力し合い、町を作っていく・・・
想像もできない苦労をしながらも、そのときの様子をユーモアも交えながらお話しいただき、今では日本と変わらないような豊かな生活をされている姿に、とても感銘を受けました。

移民二世にあたる伊藤さんのお子さんたちは、移住区に残って農業をされている人もいれば、日本に帰っている人もいるそうです。伊藤さんの奥様は、入植以来初めて40年ぶりに日本に帰ったんだとか。

日本の変わりようにさぞかし驚かれただろうと思ったら、毎日NHKを見ているそうで、意外にも驚きは少なかったそうです。このお母さん、iPadも使いこなしていました。

ちなみに移住区にお住まいのみなさんは、スペイン語堪能です。

伊藤さんは、食堂と売店を経営されていて、サンフアンにある「伊藤食堂」ではおいしいラーメンが食べられます。
サンフアン・伊藤食堂・ラーメン
おいしい!特製ラーメン

ラーメンを食べる前には、奥さん特製のエンパナーダ(チーズ入り)をいただきました。
本当においしかった!ラーメンの前だというのに、2つも食べちゃいました。

初めて訪れた私たちに、気さくにたくさんのお話をしてくださった伊藤さんたちに感謝!
本当にありがとうございました。

サンフアン
右側が伊藤さんご夫妻


また別の日には、オキナワ移住区へも行きました。
オキナワもサンタクルスから車で1時間40分ほどかかります。
オキナワ移住区
めんそーれ!

オキナワ・文化会館
まるで日本にある市役所のような文化会館

オキナワ・移住資料館
文化会館の横に資料館があります

この資料館がとても充実していて、日本からボリビアへ運び込んだ耕具や印刷機、当時の着物など、たくさんの貴重な物が陳列されています。

第1陣の入植を伝える当時の新聞。
オキナワ・資料館
ほかの新聞でも、「新天地」「楽園」など、明るい言葉が並んでいました


移住者には、50町歩(※)の土地が与えられたそうです。
※1町歩=1ヘクタール=10,000平方メートル。
つまり、50町歩=50万平方メートルという広大な土地です。

オキナワ・資料館
入植初期の土地配分図

オキナワ・資料館
当時の様子を表すたくさんの写真が並びます

オキナワ・資料館
当時の道路状態

オキナワ・資料館
入植後まもなく原因不明の熱病で15名が亡くなり、他地域への移動を余儀なくされたそうです


この資料館は入場無料。
ふだんは閉まっていて、文化会館の方に言うと開けてくれます。

オキナワ・資料館
心ばかりですが、寄付しました


正直なところ、これまで南米への移住について身近に感じたことはありませんでした。

実際に生活する日本人の方に会い、地球の裏側で、入植から60年かけて豊かな生活を作り出してこられた移住者の方々の苦労、そして強さを感じ、身が引き締まる思いでした。

同時に、南米のみならず世界の各地域に移民を送り出していた当時の日本の貧しさにも、そして今の私たちの豊かな生活はそのような歴史があってのことだということを忘れてはならないと思いました。

≪参考サイト≫ボリビア日系協会連合会のホームページ
コロニア サンフアンについて>>
オキナワ移住地の概要>>




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