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05 KIICHIRO.H / RYU.H

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カメルーン奥地の村の村長さんと

南東部の奥地/カメルーン
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さぁ、いよいよ今日から未知のジャングルルートに入っていきますよー。



って、出発しようとしたら
後ろのタイヤがぺちゃんこになってたー!
何で今になってパンクだよ!

実にウズベキスタン以来だから3度目のパンク。
まぁ、これから悪路に入るし、その前の最後の街で良かったかな~と思い直し
急いでタイヤを交換、その場で隆にパンク修理にいってもらう。
その間、俺は前輪と後輪のタイヤをローテーション。

結局1時間半ほどかかって、ようやく出発したのは9時過ぎ。

街をでるとすぐにダートになった。
しかし、最近の工事で平に整えられたらしく、比較的スムーズに走っていける。
雨も降っていない。ここまでは予想に反して順調だ。

2時間ほどでカメルーンの東の端、Kenzouの街に入った。
ただの小さな集落を予想していただけに
近代的なガソリンスタンドを見つけたときは意外な気がした。

それでもタンクはオープンだけど(笑)



さぁ、この街からは一気に南下する。
ここからは道路状況も悪化するだろうし、とにかく先を急ごう。

街をでると、背の高い樹木が道路を覆うようになる。
ダートの路面には昨夜雨が降ったのだろう、深いタイヤのあとが2筋ず~っと続いている。
一車線しかないから、対向車がこようもんなら
方輪を草むらに突っ込んで、ぐわぁーっと避ける。

危ないと言えば危ないし、スリルがあるといえばある。

15分ほど進むと、川にぶち当たった。

対岸までは100mほどだろうか、その間に橋はない。
あるのは、巨大な鉄のイカダが水面に浮かんでいるだけ。
これが両岸を行き来して車などを渡してるというわけだ。



ただ、やたら遅いんだこいつが!

モーターが付いてるみたいだけど、とっくに壊れたらしい。
で、今は両岸に貼られたワイヤーを人力で引っ張るw
あとは、水中に一人が入って、気合いで押す

ようは、押して、引っ張って、とにかく頑張って動かすらしい。
頑張れみんな!


あぁー、もうあまりに遅いから
一足さきに対岸に泳いで渡ってみた(笑)

いや、でもこれ本当に溺れるかと思った。
思ったより遠いんだもんな~
ワニとかいなくてマジでよかった...




↑向こうに渡っても、一向にイカダが渡ってくる気配がないから、ボートで戻った

結局1時間半もかかってようやく対岸へ渡れた。
でも、もう日も暮れてしまったので、次の町に入ったところで今日は終了だ。
安全な場所をと思って、町の警察署の敷地内で車中泊させてもらうことにした。

すると...

「俺が町長だが、なにか」と言った男が現れた。

それにしてもやけに軽いおじさんだなぁ。
アフリカの町長といったら、何だろうもっとこう
重厚感のある長老みたいな人じをイメージするんだけども...

今目の前にいるの、飲み屋の調子のいいオッサンくらいな感じ。

握手してる右の人が町長さん↓


まぁそのまま、一緒に飯を食いに行くことになったのだが
ここで問題が勃発した。

その席上...
「俺が警察のトップだが、なにか」という第二の男が現れたのだ。

一応俺らの取り調べをしたいから、一度署まできて欲しいというので
面倒だが町長もろともしょっぴかれていく。おい、大丈夫か町長!

署までの道中、後ろから町長にちょいちょいと袖を引っ張られ、耳打ちされた。

町長:「あの男は悪い奴だから気をつけろ...」

え、なに!?

意味不明だが
確かに彼はそう言った。

まぁどうでもいい。こっちから見たらどっちも胡散臭いよ。

そもそも、町長というわりには道行く住民から挨拶もされてない。
不審に思いリカさんが近くの人に真偽を確かめるが、一応本当に町長らしい。

署の中で早速パスポートチェックだのが延々続く。
あまりに長いのと室内が暑いので、我慢できず、早くしてくださいと申し出ると、

署長:「お前はフランス語ができるか?」と聞かれたので
俺:「Un peu! Un peu! (少し少し!)」と答えた。

署長:「ならお前だけ残れ。あとの二人は行ってよろしい」となった。

まったく馬鹿げた話だ。
フランス語なんて、ボンジュールと、さっきの少し少ししか分からないのに。
見栄をはった結果がこれだ。

そして室内にはボスと俺の二人きりになった。
しょうがなく、顔面で「もう勘弁してくださいよ~」オーラを全開にしていると
ちょいちょいとボスが手招きしてきて、近づいた俺にささやいた。

署長:「あの町長には気をつけろ。あの男は悪い奴だ...」も

え、あんたもかい..w

俺:「はい。」
(この村は確実に終わってる。早く出なければ。)


それだけ伝えると取り調べは終わった。
すぐに2人と町長の待つレストランへ戻る。腹が減っている。

粗末な木造平屋の中へはいると
隅の方でブラウン管テレビの前に子供達が集まっていた。
なんだろうと目をやると、なんと日本のアニメがやっていた。

こんなアフリカの奥地にまで「日本」という文化が入り込んでいることは...
驚きよりもむしろ、違和感を先に覚える。

画面の中の異世界を見て、彼らは何を思っているのだろうか。

文明というものへの羨望の眼差しか
それとも自分たちとは似てもにつかない物への嫌悪の目つきなのだろうか。
それとも、目の前の非現実にただ某然と見つめいっているだけなのだろうか。

もはや、到底自分たち外部の人間には、彼らの心境は理解できないことだと思う。

話を現実にもどそう。
隣では町長がごきげんにビールを飲んでいる。
当然のように俺らの飯も食っている。

そして案の定事件は起きた。
会計の際になって、町長、その他とりまき全員分の代金まで請求されたのだ。
アホ、やってられるか。面倒なので、揉める店内を立ち去り、明日に備えて寝る。

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