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05 KIICHIRO.H / RYU.H

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38℃の発熱だけどマラリアかな?

アクラ/ガーナ
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朝から特に用事はない。
でも今日は一馬君が夜の便で日本に帰る日だ。

しかし当の本人は、昨日カードの不正使用問題があったらしく
今日は朝から警察所へ出向くと言っている。
その間、俺とりかさんはカフェで作業。

そして、夕方5時になり、空港へ行く時間になった。

考えてみれば、モロッコから合流してきた一馬君とは2か月も一緒に旅してきたことになる。
いや、俺のモロッコ・スペインの失踪の一カ月があるから
実質一緒にいたのは1か月か。ははは...ごめんなさい

最初、「荷物は必要最小限より少なく」というLOOKのモットーに反して
桁違いの荷物とともに現れた彼。
で、いきなり、「あ、イエローカード(黄熱病接種証明書)忘れた..」
と告げられた時は、おいおい大丈夫かよ...と心配になった。

でもそんな彼の底抜けの明るさが、良い意味でLOOKの旅をかき回してくれたと思う。
彼の合流後は、これまででも最も過酷で、毎日が試練の連続だった。

モロッコ・スペインでの俺の失踪とセネガルでの足止め
地獄のような暑さと湿気と蚊の攻撃
そして食生活の崩壊

そんな苦境も彼のおかげで随分楽しめた。本当に有難い。

それに、少し旅に疲れていた隆も
彼が来てからは見違えるように生き生きしていた。
よく分からないけど、なぜか最後はシャワーも仲良く一緒に入ってた(笑)

そうした全てが早くも思い出となって、別れが寂しい。

いや、それと同じくらい
日本に帰れる彼が羨ましいのかもしれない。

暑さと蚊で毎晩のように寝れない日が続いていて
いつも、「夜がくるのが怖い...」と話していた彼も
最後は「早く日本に帰りたいな~」とこぼしていた。

正直、ここにいる皆が心のどこかではそう思っているんじゃないだろうか。
それほどまでに俺らにとってアフリカは生きにくい。

最後に出発ゲートの前で記念写真を撮り、彼はゲートの向こうに消えていった。



日本に帰れる喜びを隠しきれずにスタスタ歩いていく彼と
それを羨ましそうに見送る俺ら。

我慢できず「日本帰りたいな~」と言うと
りかさんが「温泉入りたいな~」と言う。
隆だけが何も言わず、じっと彼の後姿を見つめていた。

彼の姿が見えなくなり、俺らは空港を後にした。

微かに冷房の効いた建物内から一歩外に出ると
もわっとした湿った空気が全身を包んだ。

あぁ、俺らはまだアフリカにいるんだな...
一気に現実に引き戻されて、一瞬気が滅入りそうになる。

でもなんだろう、この懐かしい感じ。

俺らだけが世界の果てに取り残されている気がしながらも
一方ではどうしようもなくワクワクする。

これまで二人でいるときは、基本的に孤独と隣合わせだった。
でも4人になってからは、どうしても賑やかになるし
ずっと日本語を話しているから、気分は日本にいるような感覚だった。

それが今はなくなって元にもどったんだ。

ひと時の日常から、孤独な冒険という非日常に戻る。
これからが大変なんだ。でも最高に楽しみだ。
さぁ頑張ろう、そして一馬君有難う。


食事も済ませ、ホテルに戻った。
しかし、その頃からどうも体調が悪くなってきた。
熱を測るとマラリア注意の38℃をこえている。

やっぱりマラリアか...
すぐに隆にお願いして、この街で最高の病院に連れて行ってもらった。

15分ほどで着いた。さすが最高級だけある。
いきなり入口が自動で開いてビビった。

もう12時近いというのに、待合室には7、8人が待っていた。
すぐに検査をしてもらう。

しかし、「ん~マラリアじゃないね!」と告げられた。
俺:「え、本当ですか!?これ絶対普通の風邪じゃないと思うんですけど...」

身なりといい、言動の軽さといい
全く信用できない医者だったので、何度も確認するが
「アナタハダイジョウブ~」の一点張り。

もうこうなったら仕方がない
とにかく入院だけでもさせてもらおう。

俺:「海外保険はあります。何とか入院させて下さい!もう車内で寝るのは嫌なんです!」
こんな体調であの劣悪な車内で寝たら...

想像するだけで、ぞっとする。第一、体調が悪化するのが目に見えてる。

医者:「ん~、病室が満室ですね。」おい...

結局、待合室の椅子に寝袋で横にならせてもらうことにした。
まぁこれでも車よりははるかにましだ。おやすみ。

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