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05 KIICHIRO.H / RYU.H

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アフリカで史上最悪の悪路を走る

北部国境地帯/ギニア
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9時すぎに起きて
朝飯、水の調達、ガソリン給油をすませる。



道はないけど、どうすんだ?と思ってみてると

町の中心に位置するガソリンスタンドなので、その敷地内を
カラフルで、ド派手な民族衣装に身を包んだ女性たちが行き来してる。
町は朝早くから活気づいてる。



もうここからはGPS地図にも道が載っていないところを進むことになる。
だから、この町ですべて物資を揃えておかないと。
こっからはもう未知のルートなのだから。

準備も整った。さぁ、行きますか。
4人が分かれて2台の車に乗り込む。

デリカには隆と一馬君、ハイエースにはリカさんと自分。

町からギニア国境までの道を地元の人に聞いて回る。
この時点で、「えー、あんな酷い道を行く気なのか?」
とあまりの評判の悪さにビビる。

まぁここまで来たらしょうがない。
どうせ正規ルートでもかなり酷いという噂じゃないか。

結局、国境までの分かりやすいところまでバイクで先導してもらう。




「俺らが先導できるのは、ここまでだ。あとは自力で頑張ってくれ」
そう言われた先には川道を遮っていた。





そこには橋がない。
両岸にロープが張られていて、イカダのようなものが水の上に浮いてる。
要は、イカダに乗って、あとは自分たち手でロープで引いて渡るタイプ。



ワイルドだろ~



ん?でもよ~く見ると、ロープをマジになって引っ張ってるの...
俺らだけじゃん!
みんなもっとちゃんと働けよ!




対岸に渡って少し行くと、
セネガル側との国境についた。



まわりを木に囲まれた出国管理所は
まともな現代建物とは呼び難いものだった(笑)



え、ここ弥生時代だっけwww

リアルガチなからぶき屋根。
案内されるがままに中に入っていくと
年季の入った木のテーブルがあって
そこに出国スタンプらしきものがぽんと一つ置かれてるだけ。

なんだここは、映画の中の世界のようでどうも現実味がしない。



何はともあれ、書類の不備も問題にならず無事出国できた。
まぁこんな辺境の国境で、書類もくそも関係ないんだろう。

そのままギニア側の国境に向かうのだが、これまた道が悪い。
嫌がらせのためににワザと作ったのではと思うような
とげとげの岩がびっしり敷き詰められてる。



これ絶対パンクする...
マジで大丈夫かな



ギニア側の国境も簡単に通過できた。
しかし...

こっから史上最悪の地獄の悪路が始まった。

もはや登山道みたいなところを
四駆で強引に這い上っていく。

こんなところ歩きでも大変だぞ。

邪魔な石があれば車を降りてどかす
川があればそのまま突っ切る
大きい段差があれば小さい石で斜面を作る














もうめちゃくちゃだ。
それでも少しずつ進んでいく。

時速は5kmくらい
本当に少しずつだ。

日本の普通の感覚なら
「絶対にここは通れないから引き返そ~」となるところも
今は現地の人が普通に通っているんだから行ける気になる。

「うわぁ~今度こそ絶対ムリ~」と思っても
「あれっ?通れた♪」となんとかいってしまうから、逆にこっちがビックリ。

車ってこんなに凄かったんだ...
と今更ながら思ったりする。

とにかく今は前に進むしか選択肢がない。
後ろに引き返した所で迂回路なんて存在しないんだから。






さらにどんどん奥地に入っていくと
いつしか弥生時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。
もはや歴史の教科書に出てきそうな時代が目の前にある。




でも不思議と違和感はない。
モロッコ、モーリタニア、セネガルとゆっくりと景色が変わっていくのを見てるから
自然と「へぇ~、すごいね~」と思うくらい。

あまりにも日常と違い過ぎて
逆に現実味がしないからなのかもしれない。




日も暮れて、道路も見えにくくなってきた。
雰囲気も危なくなってきたので。

万が一問題が起こった場合、リカさん一人のハイエースは危ない。
再び俺がハイエースに移ることになった。

しかし、移ってすぐ
前を走っていたデリカの姿が見えなくなってしまった。



真っ暗な森の中をヘッドライトの明かりを頼りにゆっくり進んでいく。
ハイエースは車高が低くて、ちょっとした石でも車底を打ってしまう。
少しの段差でも越えるのに一苦労だ。

その度に俺が懐中電灯もって外に出て、りかさんに指示を出す。
ところが夜の森というのが案外怖い。



一度車から降りると、もう身を守ってくれるものはない。
シーンと静まり返った漆黒の森に、ごぉーというエンジン音だけが不気味に轟く。

そんなときに、暗闇の中で「がさがさっ!」となると
一瞬、ビクっ!となる。

いったい何がいるんだろう。まさか、襲ってきはこないよな...
そんな不安がよぎる。

よりにもよって何で夜にこんな酷いところなんだ。
2時間で10kmしか進んでないぞ...

気づけば夜中の9時を過ぎている。
デリカにはまだ追いつかない。
いったいデリカはどこにいったんだろうか。なんで待ってくれてないんだ!

二人で不安になりながらも、とにかく先へ先へと進む。
本来なら暗くなったら、どっかに止めて寝るべきだけど
デリカがいないんじゃしょうがない。

とその時...

あ!デリカだ!

森が開けたところの真ん中に、
ハイエースのヘッドライトに照らされて、見覚えのある車体が見えた。

話を聞くと、どうやら暗くてこの先の道が分からなくなったらしい。
そして、危うくこの先の崖から落ちそうになった....と。危ないあぶない
とりあえず今日はここで就寝。


※今日の悪路を走る様子を動画でどうぞ
【スライドショー】No.86「史上最悪の道を進む」

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