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05 KIICHIRO.H / RYU.H

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腐敗と賄賂のウズベキスタン国境

タシュケント/ウズベキスタン
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■5月26日
起きてすぐ出発。
交代交代で運転しながらシムケントの街も過ぎ、車は徐々に国境に近づいてる。
そう、今日はついにカザフスタンからウズベキスタンに抜ける日だよ。





そして午後5時頃、道路脇にごちゃごちゃとした露店が姿を見せ始めると
その先に白い大きなゲートが現れた。

国境だ。




ボコボコ道で揺れる車内で、隆が隣で必死にスライドショーの写真を撮る中
人混みの中を何とかかき分けゲートの正面までたどり着く。

するとどうだろう...

ゲートが...フェンスで...完全に封鎖されてる。

そのせいで向こう側は一切見えない。
ふと、ガイドブックの一文を思い出した。

「このメインの国境は改修中にあり、2011年に再開予定です。」

ふむふむ、そういうことか。で、今は2011年だっけか?

いや、もう2012年ですよ、みなさーーーん!!!

いや、でも、ウズベキスタンタイムではまだ2010年くらいなのかもしれない...
そこはここのルールに従おう。とにかくここは通れなそうだ。

どうするか停まって考えてる間も窓の外では
お金の両替を迫ってくる人、興味本位で話しかけてくる人で
ちょっとした人集りが出来ている。

ドンドン窓も叩いてくる!実にうっとおしい!!

とりあえず車を降りて確認に行くと、やはりここは通過できないと判明。
車での国境越えはここからさらに60キロ程で西に行った所の国境を使えとのこと。

くそ、もう6時を回ってる、急がねば。
そもそも、国境って何時までやってるんだよ !?

車にもどると、取り巻きはさらに増え
10人くらいが車の両側を取り囲み、隆が適当に対応してる。
「はいはい通りますよ~。」

何とかドアをこじ開けて、運転席に滑り込む。
車を反転させて来た道を引き返す。





国境の地名が書いてないので地図を見てもよくわからず
GPSとガイドブックを総動員して何とか国境までたどり着いた。




すでに午後8時をまわり、日も沈みかけてる。
まず、第一ゲートを開けてもらおうと門番の所へ行く。

門番:「何かお土産が欲しいな~、くれたら通してあげるんだけどな~」
俺:「ボケ!そんなことあるか!早く開けてくれ!」

結局何もなく通してくれた。まぁ当たり前だ。



ゲートが開くタイミングで、こっそりiPadを持ち出し
何とかスライドショーを撮りながら第二ゲートの前で車を停め
出国手続きを済ませに事務所へ入る。

薄汚れた建物は、がらんとしていて人影もない。
ガラス越しに見える無人の監視モニターだけが不気味に動いてる。

呼んでもだれも出てこなそうなので、ずんずん奥に入って行くと
おっさんが、こっちこっちと手招きする。

不自然なくらい肥った腹が制服の外からもはっきりと分かる。
いやいや、このおっさん、怪しすぎるんですけど(笑)

とりあえず言われるがまま小汚い部屋にはいると
急にありもしない書類を出せと言ってきた。やっぱりか...

俺:「そんなもの無いですよ!それに今までそれ無しでも国境通れたんですけど!」
オッサン:「いやこれが無いと駄目だ。まぁ、お土産をくれれば話は別だがね~(ニヤニヤ)」

アホ!

どうにかその場もしのぎ、出国手続きへ。
そこでも隆は賄賂を要求される。
以前キルギスに出国しかけた時のスタンプが問題になったのだが
もちろん正式に取り消してもらったので問題はない。

もはや制止を無視して、次へ。

車に戻ってウズベク側の入国ゲートへ。

しかし...

いくら待てども、
そもそもゲートが開く気配がないんですけど。

不審に思っておりて聞きに行くと
「今担当官が飯を食ってるから30分待つように」と。

いやいやいや(苦笑)



ようやくゲートを通り入国手続きに。
関税申告書にも記入し、隆は無事ウズベキスタンに入国しゲート向こう側へ
俺は車の手続きをしにさらに変な部屋に通される。

そこで蚊に刺されながら延々待つこと一時間。

目の前の窓口の向う側では、若い担当者が
これまた意地悪そうな上官に怒られ続けている。

その様子を同情の目でながめる俺ら待ちぼうけ組。

やっと、説教が終わったかと思うと
今度はその怒られた担当官が
「はぁ…俺駄目だぁ...」とかいう感じで頭を抱えて落ち込みだした。

いやいやいや!
気持ちは確かにわかるよ。
でもな、こっちも延々待たされてうんざりしてんだ、仕事をやってくれよ!

皆の文句を受けて、しぶしぶ窓口を再開。
さぁ、と思いきや、今度は外の車の停め方が悪い!
と言われたから、直して戻ってきたら、先頭にいた列の最後尾に回される!

イライラ、イライラ。

さらに...

またさっきの鬼上官が戻ってきて、そいつに説教を再開。
ハイ、キターー!!また窓口業務ストップ~~!!

イライライラ、イライライラ。

ようやく俺の順番がきた。

しかし、その彼
怒られてストレスが溜まったのか
何故か俺にキレ気味で質問。

そいつ:「この登録証書は本物ではありません!本物を出しなさい!」

(マジでふざけんなよ。)

俺:「いや、これが本物じゃ!ぼけぇーー!!」

こんな不毛な茶番問答が繰り返された挙句
ついに入国が許可される。

車に戻り、めんどくさい車内チェックを終え
ゲートを通過、隆を拾い最終ゲートへ。
最後の賄賂請求も無視してついにウズベキスタンに入った!

辺りはすでに真っ暗、深夜11時になろうとしていた。
え、3時間も掛かってんじゃん...

疲弊し切った体を休めるべく
近くにあった飯屋に入った。
いやにテンションの高いおばちゃんが話しかけてくる。
答える元気もなく、黙ってスプーンを口に運ぶ。それすらも物憂い。

ウズベキスタン、その第一印象はクソ最悪だ。

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